眠りの豆知識<夏に掛け寝具、必要ですか?>
夏の寝苦しい季節がやってきましたね。
なかなか寝付けない夜。
そんな時、誰もが一度はトライしたことがあるのが、「羊が1匹、羊が2匹、羊が。。。」ではないでしょうか?
そこで持ち上がった素朴な疑問。
「眠くない時、どうして羊を数えるのだろう?ヤギではダメなのだろうか?」
実はこれ、英語圏文化の日本語直訳版のようです。
睡魔を誘うため、ゆったりした自然のイメージを思い浮かべ(牧場)ながら、単純な作業を繰り返す(数を数える)。
そして、英語では羊(Sheep)と眠る(Sleep)は音感が似ていて、自己暗示にかかりやすいため、羊を数える習慣ができたようです。
英語の「ワンシープ、トゥーシープ」だったら音感も滑らかで、眠気を誘ってくれそうです。
一方、日本語直訳の「ヒツジがイッピキ」は滑舌悪く音も硬いので、何か舌をかんでしまいそうです。
日本なら、「ねむの木1本、ねむの木2本、ねむのき。。。。」のほうが良いかもしれないですね。(笑)
夏に寝付けない最大の理由。
その原因は、実は温度より湿度にあります。
夏の日中、気温が30度を超えていても、湿気の無い日は日陰に入れば、意外と快適ですよね。
就寝も一緒で、部屋や寝床内の湿度管理が重要です。
温度管理はエアコン頼みになりますが、湿度は寝具や寝巻で差が出ます。
キーワードは「吸湿発散」。
夏は掛け寝具無し、裸で寝るのが一番気持ちよさそうですね。
でも、実は体の汗をどう寝床内で管理するかがポイント。
「吸湿発散性」の高い寝巻で体の表面から汗を吸収発散させ、通気性と吸湿性の高い掛け寝具や敷寝具で寝床の湿度を溜め込まないようにすることが大切です。
部屋の観葉植物も、吸湿に一定の効果があると言われています。