セカイのおはよう<インド編>
Kalai Vanakkam (カーライ ワナッカム!:タミル語)
Namaste! (ナマステ―!:ヒンディー語)
日本で貿易会社を営んでいる、インド人のGOPALです。
皆さんもご存じの通り、インドはとても大きな国です(面積・人口ともに、日本の約10倍!)。
そして、インドは世界有数の多民族国家で、お札にも17言語の表記があります。
それゆえ、料理も気候や文化によって多種多様。
インドを一括りで話すのは難しいですが、敢えて大別すれば、「北インド」と「南インド」で大きく異なります。
「北インド」は中央アジアを出自とする「アーリア系」が多いので、イラン人のように、褐色肌で身長の高い人が多いです。主食は「小麦」ベースのチャパティ(薄いクレープ形状)が中心。
一方、「南インド」は南インドが出自の「ドラヴィダ系」が主流。身長は低く、肌の色も濃い人が多いです。主食もアジアと同じで「米文化」。
日本にも沢山インド料理店がありますが、大半が「北インド料理店」。
しかも、何故か「ナン」と「タンドリ―チキン」という、パンジャブ地方の宮廷料理がメインになっています。
私は南インド出身なので、日本で初めてナンとタンドリ―を食べました(笑)
日本のカレーライス。
これもインドでは絶対見つからない、日本だけの食べ物ですね。
味は、私を含め、インド人仲間には好評です。
但し、「カレー風味の日本食」という感覚で食べてますけどね。(笑)
あっ、このコーナー、インドの朝食について書かなければいけないんですよね。
インド人は、皆さんのご期待通り(?)、朝からカレーを食べてます!(正式には、カレー風味の料理)
私の出身地である南インドでの朝食と言えば、豆と米粉で作った「ドーサ」、ドーサ用のソース「チャツネ」、そして日本の味噌汁に相当する「サンバール」が鉄板メニューですね。
インドでは、地域に関係なく、基本右手の指だけで食事をします。
(左手は不浄なので、食事では使いません。)「どうして食器を使わないの?」とよく聞かれますが、理由は単純。
その方が美味しいから。おにぎりを箸で食べるより、ハンバーガーをフォークで食べるより、手で食べたほうが美味しいのと一緒です!