おはよう vol.9
眠りの豆知識<眠り×ひつじ>2015.09.26
「眠くない時、どうして羊を数えるの?」
寝付きの良さって、ホント千差万別ですね。
因みに私は、基本的にどこでもすぐ寝られるタイプです。
そんな私が睡眠について学習し、「朝起き、朝日浴、朝ごはん!」を実践し始めてからは、
催眠術にかかったように就寝と同時に毎晩爆睡状態です(笑)
でも、年に数回は寝付きが悪い時も。。。
そんな時、誰もが一度はトライしたことがあるのが、「羊が1匹、羊が2匹、羊が。。。」ではないでしょうか?
みなさまは羊を数えたことがありますか?
そこで持ち上がった素朴な疑問。
眠くない時、どうして羊を数えるのだろう?
ヤギではダメなのだろうか?
ということで早速調べたところ、答えは意外とあっけない内容でした。
実はこれ、英語圏文化の日本版直訳バージョンのようです。
睡魔を誘うため、ゆったりした自然のイメージを思い浮かべ(牧場)ながら、単純な作業を繰り返す(数を数える)。
そして、英語では羊(Sheep)と眠る(Sleep)は音感が似ていて、自己暗示にかかりやすいため、羊を数える習慣ができたようです。
英語の「ワンシープ、トゥーシープ」だったら音感も滑らかで、眠気を誘ってくれそうです。
一方、日本語直訳の「ヒツジがイッピキ」は滑舌悪く音も硬いので、何か舌をかんでしまいそうです。。。
日本なら、「ねむの木1本、ねむの木2本、ねむのき。。。。」のほうが良いかもしれないですね。
~~閑話休題~~
「羊を数える」同様、英語圏の習慣をそのまま日本に直輸入した変な事例として、マイクテストの「本日は晴天なり」もあるようです。
英語圏でのマイクテストは、”It’s a fine day”。
このフレーズには破裂音はじめ、マイクテストに重要な音が全て含まれているからなのですが、それを直訳して「本日は晴天なり」とやってもあまり意味ないですよね(笑)
あと、写真を撮るとき「ハイ、チーズ」を合図にシャッターを切るのも同様です。
実はこれ、英語圏ではカメラマンが被写体に「チーズって言って!(Say “Cheese”)」といいながら、被写体に「チーズ」と言わせるのがポイントです。
「チーズ」の「チー」を発音しようとすると、口を思いっきり横に広げなければなりません。
口が横に広がった顔、つまり笑顔の写真が撮れるところから始まった習慣です。
日本の場合、カメラマンが「チーズ!」の笑顔で写真撮影。逆ですよね(笑)
~~~眠れなかった時の対応策~~~
睡眠の話から、大分横道に逸れてしまいました。。。すみません。
寝床に付いたけど、中々寝付けない。羊の数も100匹を超えてしまった。
こんな時、どうするか?
ん~、難しい問題ですよね。
もし頭がギンギンに冴えてしまい、眠るのが難しそうだったら、いっそのこと一旦起きて、仕切り直しをしたほうがよいかもしれません。
眠れない理由は、眠りを促す快眠ホルモン「メラトニン」が就寝前に充分分泌されていない状況の中、
「眠れない。寝なければ」という焦り(ストレス)や、色々な心配事が頭を駆け巡って興奮状態となり、増々メラトニンが出にくい状態になっているからかもしれません。
そんな時には一旦起き上がり、40分後に再度就寝することを前提に、「メラトニン分泌作戦」を再トライしてみましょう。
(メラトニンは、薄暗くて静かな環境下、心が落ち着いた状態になると、自然と分泌されてきます)
以下、おススメの活動です。
1.ホットミルクやハーブティーをゆっくり味わいましょう。(ハーブティーは心を落ち着かせる作用があります。)
2.照明は最小限の明るさで。豆電球の明るさで過ごしましょう。
3.必要に応じ、脳からα波が出るような、落ち着いた音楽を聴きましょう。
4.考え事をせず、音楽を聴きながらボーっとしていましょう。軽いストレッチ体操も眠気を誘います。
5.その際、タバコ、カフェインの摂取は厳禁。寝酒は入眠効果はありますが、睡眠の途中で目が覚めやすくなり、眠りの質を落とすのでNGです。
6.もちろん、スマホやTVも厳禁。それをやったら、起きた意味がありません。
羊毛布団は暖かく快適ですが、できれば羊さんのお世話にならない就寝環境で過ごしたいですよね!
セカイのおはよう<米国編>2015.09.01
Good morning! (グゥッ モーニン!)
米国ニューヨークから来た、京都在住のNeilです。
日本に来て驚いたのは、マクドナルドの朝食メニューに、ホットドッグがあること!
実はアメリカ人、朝食にホットドッグを食べることは、絶対にありえません!!!
ホットドッグは、ランチやBBQ、そして時には夕食でも食べますが、朝には食べません。
日本人が、朝からお寿司を食べたくないのと、同じ感覚です(笑)
私たちアメリカ人が朝にホットドッグを食べないことを理解できない日本人の親友S君と、一度激論(?)になったことがありました。
<日本人の親友S君> えっ~ぇ!なんでアメリカでは朝にホットドッグはダメなの?それって、なんかおかしいよ。
アメリカ人て、朝にパン食べるでしょ?
<私> うん、食べるよ
<S君> じゃあ、ソーセージは朝食べる?
<私> うん、食べるよ
<S君> でも、ホットドッグって、パンにソーセージが挟まっているだけだよね。
パンとソーセージが別々ならOKで、一緒になったホットドッグがダメって、アメリカ人おかしいよ!
<私> 確かに。。。でも、朝からホットドッグは何か重くて食べる気しないね。。。
<S君> (勝ち誇った顔で)ハハハ、やっぱアメリカ人の食生活、なんか変だよね。
<私> (悔しい私は、ここで逆襲)じゃあ、僕も聞くけど、S君は朝からお寿司食べる?
<S君> いやあ、朝からお寿司はないでしょ。
<私> でも、日本人は、朝に魚もご飯も食べるよね。でもそれが一緒になったお寿司を朝食べちゃいけないって、何かおかしくない?
<S君> 。。。
習慣って、面白いですね。
最近日本で流行っている、アメリカ流の「パンケーキ」や「エッグベネディクト」。
確かにアメリカ発信ですが、こんな手間のかかる朝食を、朝から作ってくれるアメリカ人のお母さん、
残念ながら見たことないです(苦笑)
アメリカの家庭で食べる朝食で圧倒的に多いのは、皆さんご存知のシリアルですね。
大人も子供も飽きもせず、毎朝食べてます。
食文化に乏しいアメリカで、一番変化に富んだ味を楽しめるのが、もしかしたらシリアルかもしれません。(笑)
偶にアメリカへ里帰りした際にスーパーへ行き、シリアルコーナーを覗くと、10m以上ある棚に所狭しと100種類以上のシリアルが並んでいる光景を見ると、アメリカ人のシリアル好きに改めて驚かされます(笑)
皆さんもアメリカへ行く機会があれば、ぜひスーパーに立ち寄ってシリアルコーナーを見てみてくださいね。
じゃあ、アメリカ人が朝にシリアルやパンだけのような簡単な朝食しか食べないかというと、そんなことはありません。
日本のデニーズにもある、ベーコン・ハム、ポテトと卵料理が並ぶ、典型的な「ホームメイド」な朝食も、もちろん時々食べますよ。
ただし、「ホームメイド」朝食を家庭で食べることは殆どなく、週末の朝に家族でファミレスに行ったときですが。。。(苦笑)
特に卵の食べ方には皆こだわりがあり、朝食を注文すると「卵はどのように食べますか?」と必ずウェイトレスに聞かれます。
「目玉焼き」「卵焼き」「ゆで卵」「オムレツ」、それを焼き加減まで、事細かに指示するのがアメリカ流。
食に余り感心の無いアメリカ人も、朝の「シリアル」と「卵料理」はこだわります。(笑)