おはよう vol.18
Bon dia!(ボンジーア!)
滋賀県在住の日系ブラジル人3世
アンドレ伴です。
ブラジルの朝食を紹介してほしいということですが、特別なものは余りないですね。
小さいサイズのフランスパンにチーズとハムを挟んで食べるのが、一般的。コーヒーは、日本のカフェオーレに沢山砂糖を入れて朝に飲むのがブラジル流。ブラジルは果物が安いので、朝によく食べていましたね。
あっ、あと日本でなぜか人気の「ポン・デ・ケージョ(一口サイズの丸いチーズパン)」も朝に食べることが多いですね。会社や学校へ行く途中、屋台やパン屋さんで買い、始業前に摘まんでいる人も多いですよ。
日本でブラジル料理というと、なぜか皆「シュラスコ」を思い浮かべるようですね。
(訳者注釈:色々な種類の串肉の塊をウエーターが客の前まで運び、目の前で食べたい量を切り分けるBBQ料理)。
でも、高額だし外食でしか食べられないので、普通のブラジル人はそんなにシュラスコは食べないですよ。日本の「しゃぶしゃぶ」みたいなものかな?(笑)。
そして、私たちブラジル人のソウルフードが、「フェイジョアーダ」。
関西人のお好み焼きのような国民的食べ物で、何故か、水曜と土曜のランチは「フェイジョアーダ」の日と決まっています!
調理は至ってシンプル。インゲン豆とベーコンやソーセージなどの肉類を煮込んだ料理を、ご飯にかけて食べるのが定番です。元々はアフリカから来た黒人奴隷が、主人が食べない豚の内臓や足や鼻を豆と一緒に煮込み、厳しい労働に耐えるための高タンパク源としたのが始まりです。
私の日本の家でも「フェイジョアーダ」作って、いつも食べてますよ。
週末はブラジル人らしく、家族や友達が家に集まり、歌とダンスとフェイジョアーダです(笑)