眠りの豆知識< レム睡眠とノンレム睡眠の関係>

皆さまの小さい頃の夢は何でしたか?

 

私が小学生の時に描いた夢は、新幹線の運転手、プロ野球の選手或いはパイロットと、夢は無限に広がっていました。

それが歳を重ねるにつれ現実が見えてきて、夢の規模がドンドン小さくなる一方。。。

 

そんな夢も希望の無い話に追い打ちをかけるようで恐縮ですが、

歳を重ねると将来の夢だけでなく、夜見る夢の量も減ってくるってご存知でした?

 

睡眠には脳の睡眠「ノンレム睡眠」と、体の睡眠「レム睡眠」の2種類あります。

そして、私たちが夢を見ているのは、「レム睡眠」の時。

この「夢を見ている」レム睡眠の時間が、加齢にともなって、著しく減少していきます。

「レム睡眠」時に、我々は起きている時に学習した情報を脳で再生、消去又は定着させています。

つまり、「レム睡眠」時には、身体は休息しながら、脳では記憶整理の活動を行っているのです。

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幼児期には、新しい世界で学習することが盛りだくさん。

その関係もあり、生まれて半年くらいまでの幼児の場合、「レム」と「ノンレム」の割合は40:60とほぼ均等。

 

それが小児期になると、25:75とレム睡眠の割合が減少傾向へ。

そして、60歳以上の高齢期には新しい学習情報も殆どないため、レム睡眠の割合が15%まで減少します。

 

そう、加齢とともに夢を見る時間(レム睡眠の時間)も減少していくのです。

 

「もっとしっかり眠りたいのに、沢山眠れない・・・」とお悩みの高齢者の読者さま。

日中にしっかり学習活動を続ければ、レム睡眠の時間が増え、眠りの質も高まります!

 

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